【Eマウント】Tamron 17-28mm F/2.8 Di III RXDの性能レビュー、評価

カメラ/ビデオ

今回はEマウントレンズのTamron(タムロン)17-28mm F/2.8 Di III RXDの性能について様々な観点から評価をしました。

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1.レンズの外観と材質

レンズの外観と材質についてです。

レンズの外観と材質

1-1.レンズの外観
1-2.レンズの材質

1-1.レンズの外観

Eマウント用のタムロンレンズは全てデザインが統一されています。
マット調の塗りを採用しているので、高級感のある落ち着いた見た目になっています。
MF/AF切り替えボタンやフォーカスロックボタンなどはありません。

レンズ単体の写真

カメラに装着した写真

1-2.レンズの材質

鏡筒部は樹脂素材を使っており、他社のレンズよりも軽量なのが特徴です。
手触りも良く堅牢性も充分にありそうです。

ズームリング・フォーカスリング部はラバー素材で出来ているため、安定したグリップ感でスムーズに回すことが可能です。

2.レンズのサイズ・重量

レンズのサイズと重量についてです。

レンズのサイズ・重量

2-1.レンズのサイズ
2-2.レンズの重量

2-1.レンズのサイズ

タムロン17-28mm f2.8は非常にコンパクトになっています。
また、インナーズーム構造のため、ズーム時にサイズが変わらないのも特徴です。
ジンバルに載せて動画撮影する方には、バランスが変わりづらい点は非常に強みになります。

2-2.レンズの重量

レンズの重量は418gになります。
公式HPでは420gとなっていましたが2gほど軽いようです。
Eマウントの同性能広角レンズに比べても非常に軽いようです。

3.ズームリングとフォーカスリング

ズームリングとフォーカスリングについて見ていきます。

ズームリングとフォーカスリング

3-1.ズームリング
3-2.フォーカスリング

3-1.ズームリング

ズームリングは滑り止めが付いていて手触りが良く、回した感じも滑らかです。
回転方向は時計回り(右)でズームになります。
ロックボタンは無く、シンプルな構造になっています。

3-2.フォーカスリング

フォーカスリングもズームリング同様の素材で、回した感じも滑らかです。
回転方向は反時計回り(左)で無限遠側になります。
また、ノンリニア式なので回転数とピントの合い具合はリンクしていません。

4.オートフォーカススピード

オートフォーカススピードについて、AF-SとAF-Cで確認をおこないました。

オートフォーカススピード

4-1.オートフォーカススピード(AF-S)
4-2.オートフォーカススピード(AF-C)

4-1.オートフォーカススピード(AF-S)

オートフォーカススピード(AF-S)でのAF速度を確認しました。
カメラはα7Ⅲを使用しています。
精度・速度ともに一切不満の無いオートフォーカス速度です。

α7Ⅲ+Tamron17-28mm AF-S Test

4-2.オートフォーカススピード(AF-C)

オートフォーカススピード(AF-C)でのAF速度を確認しました。
カメラはα7Ⅲを使用しています。
非常に精度も良く速度に関しても不満はありません。
カメラの性能に左右される部分かと思いますが、被写体が端にいる時にはピントが合いづらい印象を受けました。

α7Ⅲ+Tamron17-28mm AF-C Test

5.最短撮影距離

最短撮影距離について被写体にどれだけ寄れるかを計測しました。

最短撮影距離

5-1.最短撮影距離(ワイド:17mm)
5-2.最短撮影距離(テレ端:28mm)

5-1.最短撮影距離(ワイド:17mm)

ワイド時(17mm)では、カメラのセンサーから約18cmが最短撮影距離になります。
2枚目は撮影時の写真になります。ほぼ被写体にくっついた状態で撮影していることがわかるかと思います。
ここまで寄れると、個人的には花を撮影する際にダイナミックな画が撮れるのではないかと感じました。

5-1.最短撮影距離(テレ端:28mm)

テレ端時(28mm)では、カメラのセンサーから23cmが最短撮影距離になります。
被写体から少しだけ離れましたが、画角はワイド時よりも少し狭くなったような気がします。
公式HPではテレ端時の最短撮影距離が26cmとなっていましたが、23cmまで寄れたので嬉しい誤算です。

6.レンズの歪みと周辺減光

レンズの歪み(樽型収差)と四隅が暗くなってしまう周辺減光について確認しました。
ワイド時とテレ端時の確認をおこなっています。

レンズの歪みと周辺減光

6-1.レンズの歪み(ワイド:17mm)
6-2.レンズの歪み(テレ端:28mm)

6-1.レンズの歪み(ワイド:17mm)

ワイド時には真ん中が膨らみ、樽のようなゆがみが見られることがわかります。
また、四隅も明らかに暗くなっていることがわかります。
Lightroomで「レンズ補正」を使用したものと比較すると一目瞭然です。
1枚目が未補正、2枚目がレンズ補正適用後です。

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6-2.レンズの歪み(テレ端:28mm)

テレ端では大きな歪みは無いように見えます。
周辺減光に関しても、ワイド時に比べると少々目立たなくなっている印象です。
1枚目が未補正、2枚目がレンズ補正適用後です。

7.玉ボケと光ぼう

玉ボケと光芒について確認をしました。
解放時とF4.0での写真で見ていきましょう。

玉ボケと光ぼう

7-1.玉ボケ
7-2.光芒

7-1.玉ボケ

■F2.8
解放F2.8でも大きな角張りは見られませんでした。そこそこ自然な円形に見えます。
円の外枠もハッキリとは出ていない印象なので、自然な玉ボケになっているかと思います。

■F4.0
F2.8と大きな違いは無いような印象です。
よく見るとF4.0の方が角張りが無くなっているように見えますが、個人的には誤差の範囲内です。

7-2.光芒

9枚羽根なので、18本の光芒が出ています。
くっきり見えて綺麗ですが、夜景などで取り入れすぎると目立ちすぎてしまうので、状況に応じて設定値を変えていくと良いかもしれません。

■F2.8

■F11

■F22

8.シャープネス

シャープネス(解像感)について確認していきます。
ワイド時とテレ端時それぞれ、F2.8とF11で次の画像の右上部分をズームして見ていきます。

シャープネス

8-1.シャープネス(ワイド:17mm)
8-1.シャープネス(テレ端:28mm)

8-1.シャープネス(ワイド:17mm)

F2.8は文字がぼんやりしているのに対して、F11では文字がくっきりと解像されていることがわかるかと思います。
ただ、解放でここまで解像出来ているのであれば十分なのではないかと思います。

■F2.8

■F11

8-2.シャープネス(テレ端:28mm)

テレ端時でも、F2.8は文字がぼんやりしていますがF11では文字がくっきりと解像されていることがわかりました。
風景などの端までしっかり描写する場合は解放ではなくある程度絞る必要がありそうです。

■F2.8

■F11

9.総評

各項目を検証した結果からこのレンズの評価をします。

総評

9-1.総評(利便性・性能・価格)

9-1.総評

利便性 85点
広角ズームレンズの中でも小さいサイズで軽量なこと、インナーズームであることから非常に利便性の高いレンズです。17-28mmという焦点距離が惜しいところです。やはり広角レンズであればもう少し広い画角が欲しくなりますし、もう少しズームできれば嬉しいシーンが増えるのは間違いありません。
全てのシーンで使えるかというと微妙なところなので、利便性は85点になります。

性能 90点
解像感の高さ、オートフォーカススピードの速さなど純正レンズにも劣らない性能です。
最短撮影距離に関しては純正レンズよりも優れているので、より多彩な写真が撮影できそうです。

価格 95点
F2.8通しの広角ズームレンズでは破格の約10万円という価格設定です。
SONY純正F4.0通しの16-35mmの広角ズームレンズよりも安くなっていることや、F2.8通しのGマスターレンズと比べると半額以上安くなっていることや、性能や利便性なども加味した結果この点数になりました。


今回はTamron(タムロン)17-28mm F/2.8 Di III RXDについて、実際に使用した結果などからレビューをさせていただきました。
色々書きましたが、ほぼ不満の無いレンズです。
ただ、広角側の焦点距離をもう少し広げたいというのが正直なところです。
もし17mmで満足できるのであれば、このレンズを買って後悔することは無いと思います。

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