カメラ/ビデオ

【α7Ⅲ】格安でストロボをワイヤレス化する方法

2020年5月24日

本記事では、格安でストロボをワイヤレス発光する方法をまとめています。

Sonyのαシリーズ(α7Ⅲ、α6400、α6000)で動作確認をしています。
ストロボも含めて6000円ほどで出来るので是非参考にしてみてください。 

1.必要な機材

カメラ本体とストロボ以外に「ラジオスレーブ」という機材が必要になります。

必要な機材

1-1.カメラ本体
1-2.ストロボ
1-3.ラジオスレーブ

1-1.カメラ本体

カメラ本体を準備してください。
今回は Sony α7Ⅲ を使用します。

1-2.ストロボ

ストロボは NEEWER TT560 を使用します。
約3000円の格安ストロボです。
※単三電池 4本 使用

1-3.ラジオスレーブ

YONGNUO RF603CII C3 を使用します。
SonyのカメラはCanon向けと互換性があるようです。
※単四電池 2本×2 使用


他社製の格安ラジオスレーブもあります。

2.準備

ラジオスレーブをカメラとストロボに装着します。

準備

2-1.カメラ側のラジオスレーブ設定
2-2.ストロボ側のラジオスレーブ設定

2-1.カメラ側のラジオスレーブ設定

カメラのホットシューにラジオスレーブを装着します。
ラジオスレーブのトリガーは真ん中の「TX」にセットします。

2-2.ストロボ側のラジオスレーブ設定

ストロボにもラジオスレーブを装着します。
ラジオスレーブのトリガーは「TRX」にセットします。


ラジオスレーブ設定後、カメラとストロボの電源をONにします。
これで準備は完了です。

3.使用時の動画

どのように動作するのかイメージが湧きづらいと思うので、動画を用意しました。

使用時の動画

3-1.動作イメージ

3-1.動作イメージ

カメラのシャッターを押すと同時にストロボも発光します。
※フラッシュの点滅にご注意ください。

4.おまけ

ストロボをワイヤレスにすることで撮影のバリエーションがいくつも増えます。
ここではおすすめのアイテムと設定を紹介します。

おまけ

4-1.カラーフィルタ
4-2.後幕発光
4-3.多灯ライティング

4-1.カラーフィルタ

ストロボにカラーフィルターをつけて、壁に向けてストロボを発光することで
写真の雰囲気をガラッと変えることができます。

また、被写体の後ろから被写体に向かって発光することで、
被写体のがライトアップされたような効果を得ることができます。

下の写真は被写体の後ろにストロボを設置し、
青色のカラーフィルタを装着して撮影しています。
※わかりやすいよう画像の右下(後ろタイヤ)部分にストロボを写しています。

α7Ⅲ ISO2000 F2.8 SS1/60 75mm

4-2.後幕シンクロ

夜間の撮影で長時間露光をする時、「人物も一緒に入れたいけど絶対にブレちゃう」なんて経験はありませんか?

カメラ側のフラッシュ設定を「後幕シンクロ」にして、被写体の前にストロボを配置しておけばシャッターが降りる瞬間にフラッシュが発光できるので、被写体をくっきりと写すことができます。

星空と人物を一緒に写したいときなどに利用できるので、是非試してみてください。

4-3.多灯ライティング

ストロボは1灯だけでなく、複数台使用する多灯ライティングと呼ばれる手法もよく使用されます。

今回使用した Neewer TT560 でも多灯ライティングは可能です。
「S1」モードにすれば、1台目の光に反応して2台目,3台目も同時に発光させることができるので、容易に多灯ライティングが可能です。


今回は格安でストロボをワイヤレス化する方法についてまとめました。

ラジオスレーブは YONGNUO社 のものを使用しましたが、別社製の格安製品でも利用できるかと思います。

少しでもお役に立てれば嬉しく思います。

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