2021年1月27日にSONYから新型フラッグシップ機「α1(アルファワン)」が発表されました。
α9Ⅱの後継機となり、スペックから価格まで大幅に上がって話題となっています。
今回は基本性能と追加機能について気になった部分を簡単にまとめさせていただきました。
1.基本性能
α1の基本性能についての説明になります。
1-1.画素数
1-2.ファインダー性能
1-3.モニター性能
1-4.フラッシュ同調速度
1-5.連写性能
1-6.AF性能
1-7.手振れ補正
1-8.重さ
1-9.発売日と価格
1-1.5010万画素
α1の画素数は5010万画素です。
α7RⅣより約1000万画素劣りますが、フラッグシップモデルのα9Ⅱは2420万画素であることを考えると十分過ぎる画素数ではないでしょうか。
1-2.ファインダー性能
α1はファインダー性能が飛躍的に向上しています。
ファインダーのフレームレートは240FPS、ファインダー解像度は944万ドットと全αシリーズの中でも突出したスペックとなっています。
1-3.モニター性能
α1では、タッチパネル対応の3.0型(約144万ドット)チルトモニターを採用しています。
モニターはα7RⅣやα7SⅢと同様となっているようです。
1-4.フラッシュ同調速度
フラッシュ同調速度は1/400となっており、APS-C記録では1/500秒にできるようです。
ハイスピードシンクロを使うシーンでは非常に有用なのではないでしょうか。
1-5.連写性能
連写速度は驚異の「30枚/秒」です。
前モデルのα9Ⅱから1秒あたり10枚も増加しています。
α7RⅣでは「10枚/秒」ということもあり、α1の5010万画素で「30枚/秒」は非常に優位な点なのではないでしょうか。
また、AF-Cモード時に限って最高連写速度についての注意書きが公式ページに記載されています。
※対応しているレンズとそうでないレンズがあるようです。
1-6.AF性能
位相差AF 759点/コントラストAF 425点のファストハイブリッドAFとなっています。
α9Ⅱよりも少し増加し、α7SⅢと同様の点数となっています。
1-7.手振れ補正
補正効果5.5段分のボディ内5軸手ブレ補正が搭載されています。
1-8.重さ
カメラ本体、バッテリー、メモリーカード合わせて「約737g」となっています。
1-9.発売日と価格
発売日は3月19日、予約受付は2月2日からとなります。
価格はオープン価格ですが、約90万円となっています。
店頭での販売価格はもう少し安くなるのではないでしょうか。
2.追加機能
他シリーズと比較してα1に追加された要素・機能についての説明になります。
2-1.8K30p(4:2:0 10bit)
2-2.鳥へのリアルタイム瞳AF/リアルタイムトラッキング
2-3.電源OFF時のシャッター閉幕
2-4.ロスレス圧縮RAW
2-5.通信性能
2-6.動画専用「アクティブモード」(α7SⅢから)
2-7.ブラックアウトフリー(α9から)
2-1.8K30p(4:2:0 10bit)
動画撮影8K(30p,24p)に対応しました。
4Kでは120pまでの対応となっています。
また、4Kでは4:2:2 10bit記録に対応していますが、8Kでは4:2:0 10bitとなります。
2-2.鳥へのリアルタイム瞳AF/リアルタイムトラッキング
犬・猫に加えて、鳥への瞳AFに対応しました。
動画撮影時のリアルタイムトラッキングにも対応しています。
2-3.電源OFF時のシャッター閉幕
電源をOFFにすると自動でシャッターが閉幕する機能が追加されました。
レンズ交換時に塵や埃が混入されるのを防いでくれるので非常にありがたい機能です。
2-4.ロスレス圧縮RAW
RAW形式での保存時、「圧縮RAW」「非圧縮RAW」「ロスレス圧縮RAW」に対応しました。
ロスレス圧縮RAWは非圧縮RAWと同等の画質でファイルサイズを50%-80%削減可能のようです。
2-5.通信性能(α9Ⅱの2倍以上)
Wi-Fi 802.11ac 2×2 MIMOが本体内に搭載され、通信性能が向上したことでより高速な転送が可能となりました。
α9Ⅱよりも高速通信性能が2倍以上向上しているようです。
また、本体に有線LANポートを搭載したことで、最高約1Gbpsの高速通信を実現しました。
2-6.動画専用「アクティブモード」(α7SⅢから)
α7SⅢに搭載された動画撮影時の手振れ補正「アクティブモード」がα1にも搭載されています。
2-7.ブラックアウトフリー(α9から)
α9から搭載されているブラックアウトフリー機能はα1にも搭載されています。
α1はSONYαシリーズの新たなフラッグシップモデルとして発表されましたが、α9シリーズよりも約2倍の価格ということで中々手が出しづらい製品の印象です。
α9Ⅱとα7SⅢが新品で購入出来てしまうくらいの価格なので、必要な時だけレンタルをするというのも運用的にはありなのではないでしょうか。
※本記事にはソニー公式「https://www.sony.jp」「https://www.youtube.com/watch?v=H0om2qHS1o4」の画像を使用させていただいてます。