好きな曲を弾きたいけど楽譜が無いことってよくありますよね。
そんな時、「耳コピが出来れば・・・」なんて考えたりもするんじゃないでしょうか。
わたしも初めて耳コピをした時、1分30秒の曲を12時間掛けてコピーしました。
(今だったら30分も掛からないと思います…)
今回は「耳コピ効率アップ」、「聞き取れない音を極力聞き取る」ためのアプリ・ツールを紹介していきたいと思います。
1.曲のテンポを解析
耳コピをする際、曲のテンポを知ることは非常に重要です。
テンポを知ることで、1小節の中で鳴っている音が何分音符なのかなど意識することができます。
また、3連符や6連符などが鳴っていても、初めは意識しないと認識しづらいのでテンポを知ることから入っていくことをオススメします。
1-1.スマホのテンポ解析アプリ
1-2.PCのテンポ解析ツール
1-1.スマホのテンポ解析アプリ
YAMAHA「Rec'n'Share」というアプリでテンポを解析することをできます。
Android、iOSのどちらでも利用可能です。
使い方は、アプリ起動後に曲を選択するだけです。
これだけでほとんどの曲のおおよそのテンポを解析できてしまいます…
どんなジャンルでも問題なくテンポ解析ができます。
速いテンポになると半分のテンポ数で表示される場合がありますが、倍のテンポにして考えると良いだけです。
1-2.PCのテンポ解析ツール
PCでは「WaveTone」というツールでテンポ解析が可能です。
拡張子「.mp3」「.wave」などのファイルを読み込んで解析ボタンを押すだけで解析できます。
こちらもジャンルに関係なくほとんどの曲の解析ができます。
2.曲のコードを解析
大半の方はコードを耳コピすることに抵抗感や苦手意識があるのではないでしょうか。
無数にあるコードと曲中のコードを照らし合わせるのなんて無理かと思いますよね。
そんな時に今回紹介するアプリやツールを使用すれば、一瞬で曲中のコードが解析可能です。
また耳コピに慣れてくると、一番低い音や一番高い音、コードの響きから使っているコードをなんとなく想像できるようになります。しかし、これも最初からできるわけではなく何度も何度も耳コピをして身に着けている技術なので、最初は挫けず一歩一歩進んでいきましょう。
2-1.スマホのコード解析アプリ
2-2.PCのコード解析ツール
2-1.スマホのコード解析アプリ
YAMAHA「Chord Tracker」という無料アプリでコードを解析することをできます。
こちらもAndroid、iOSのどちらでも利用可能です。
使い方は、アプリ起動後に曲を選択するだけです。
これだけでコード解析ができちゃうんですね…
弾き語り曲だけでなく、ロックやポップス、メタルなども問題なく解析できてしまします。
本当にめちゃくちゃ便利だし無料なので使ってない方はすぐ入れるべきです笑
ギター用にコードフォームを一緒に表示させたり、ピアノ用に五線譜や鍵盤などの表示も可能です。
2-2.PCのコード解析ツール
PCのコード解析には、テンポ解析と同様に「WaveTone」を使用します。
ひとつのソフトで完結できるので便利ですね。
3.速いフレーズは繰り返し聴く
速弾きなどを耳コピしてる人を見かけると「どうやってるのかな」と不思議に思うかと思いますが、基本的にはスロー再生して繰り返し繰り返し聴いて1つずつ音を取っているんですね…
慣れていくと、ある程度の法則性やアーティストの手癖などから時間短縮はできますが、何時間も掛けて耳コピをしている方が大半かと思います。
ここでは効率よく繰り返し聴くのに適したツールや設定方法などをご紹介します。
3-1.ハヤエモン(スマホ版)
3-2.ハヤエモン(PC版)
3-1.ハヤエモン(スマホ版)
ハヤエモンは繰り返し再生やスロー再生をするのに最適なアプリです。
また、聞き取りづらい音を聞き取るためのエフェクト(ボーカルキャンセリング、ベースブースト、片方再生)などを搭載しているので耳コピに必須なアプリといっても過言ではないです。
・ハヤエモン(iOS版)
・ハヤエモン(Android版)
普通のプレイヤーを使って耳コピするよりも遥かに効率良く耳コピができるかと思います。
3-2.ハヤエモン(PC版)
ハヤエモンはPC版が元祖です。
・ハヤエモン(PC版)
PC版のハヤエモンはドラック&ドロップで曲の追加が可能です。
再生速度や繰り返し再生なども1画面で完結しているので使いやすさ抜群です。
また、PC版ではキーボードの各キーに細かい設定ができます。
巻き戻し機能などはよく利用するので、「-3秒」や「-5秒」など色々アサインしていくと何度も同じフレーズを繰り返し聴くときに非常に便利だなと感じます。
耳コピをする際のソフトやツールについてまとめましたがいかがでしたでしょうか。
他にもいろんなアプリやツールがありますので、是非いろいろと試してみてください。
また、耳コピを更に早くすためには曲のキーを割り出す工程が出てきます。
難しい音楽理論も関わってきますが、はじめはダイアトニックから覚えていくことをオススメします。
ダイアトニックを理解すると曲中で使われているコードの一覧や音階など、アプリを使わなくても見出すことができるようになってきます。