久々にバイクに乗ろうとしてエンジンが掛からないという状況になったことはないでしょうか。
冬に2週間ほど放置したり、数年乗っていると自然にバッテリーが上がってしまうものです。
今回はGSR250シリーズを例にバッテリーが上がった際の確認点と対処法を説明していきます。
他にも人気バイクの適合バッテリーも掲載しています。
https://blog-pindai.com/category/bike_car/
1.はじめに確認すること
はじめにエンジンが掛からないのが本当にバッテリー上がりが原因かを確認しましょう。
確認すること
- 1-1.キルスイッチがOFFになっていないか
- 1-2.スタータースイッチを押したときにセルは回るか
- 1-3.ライトが点灯していてもバッテリーは上がる
1-1.キルスイッチがOFFになっていないか
よくやってしまう凡ミスです。
まずはキルスイッチがOFFになっていないかを確認しておきましょう。
1-2.スタータースイッチを押したときにセルは回るか
スタータースイッチを押してエンジンを掛けようとしたときにセルは回るでしょうか?
「キュルルルル」といった感じで音が鳴っていればセルは回っています。
エンジン始動には、一時的に大量の電力を必要とするのでバッテリーが上がると
セルが回ってもエンジンが掛からないといった状態になるわけです。
セルが回らなければ、バッテリー以外の部分に原因があるかもしれません。
1-3.ライトが点灯していてもバッテリーは上がる
「ライトは点灯するからバッテリーは上がってないのでは?」と思うかもしれませんが、
1-2でいったようにエンジン始動には大量の電力が必要なだけで、
ライトを点灯させるくらいの少量の電力なら残っているわけですね。
バッテリーが上がっていてもライトが点灯するということを認識しておいてください。
2.エンジンが掛からないのはバッテリーが原因?
本当にバッテリーが上がっているのか最終確認をします。
最終確認
- 2-1.バッテリーテスターで残量確認
2-1.バッテリーチェッカーで残量確認
可能であればバッテリーチェッカーで残量を確認しましょう。
1度買えば、今後十数年は使用できますので、1つ持っておいて損はないと思います。
こちらの製品はメーターのみの表示ですがシンプルでわかりやすく値段も安いのでオススメです。
専門の方でない限り、頻繁に使用することもないと思うので必要最低限で良いかと思います。
3.バッテリー上がりの対処法
バッテリーが上がっていることが確認できたらどちらかの対処をおこないましょう
対処方法
- 3-1.バッテリーの交換(対処法1)
- 3-2.バッテリーの充電(対処法2)
3-1.バッテリーの交換(対処法1)
シンプルにバッテリーの交換をおこないましょう。
素人でも簡単にできます。
バッテリー交換のやり方は次の通りです。
1.バッテリーからマイナス(-)端子を外す
2.バッテリーからプラス(+)端子を外す
3.バッテリーを取る
4.新品のバッテリーを入れる
5.バッテリーにプラス(+)端子を付ける
6.バッテリーにマイナス(-)端子を付ける
約3分、プラスドライバー1本あればできるので、
バイク屋さんに工賃を出してやってもらうのももったいないですね。
ちなみにGSR250は次のバッテリーに対応しています。
わたしは安いので純正ではなく台湾ユアサのバッテリーを使用しています。
レビューでいろいろ書かれていますが、何の問題も無く3年ほど利用できています。
純正品バッテリーはコチラです。台湾製に比べて2倍以上するようです。
3-2.バッテリーの充電(対処法2)
もうひとつの方法としてはバッテリーの充電です。
毎年メンテナンスの1つとしてもおこなっておくことができます。
最近では安い価格の製品も販売されているので、1つ持っておいて損はないかもしれません。
また、冬の間バッテリーに付けっぱなしにしておくことで常に充電させておくこともできます。
下記の製品では、マイナス(-)端子とプラス(+)端子にワニグリップを付けて
コンセントを挿すだけで充電ができるので誰でも簡単に使用することができます。
4.外出先などでバッテリーが上がってしまった場合は
外出先などでバッテリーが上がってしまい困った際には、
ロードサービスに頼るのも良いかもしれませんが、
急を要する際には次の方法を試すのも1つの手かもしれません。
緊急時に試すこと
- 4-1.他のバイクや自動車から電気を供給してもらう(ジャンプ)
- 4-2.押し掛け
4-1.他のバイクや自動車から電気を供給してもらう(ジャンプ)
他のバイクや自動車から電気を供給してもらう方法です。
気を付けなくてはならないのは次の点です。
・バッテリーを供給する側は同じ電圧である必要がある
・供給する側の車でハイブリッド車はNG
・供給する側はエンジンを入れっぱなしにする
・ケーブルを繋ぐ順序に気を付ける
特に最後のケーブルを繋ぐ順序には注意をしてください。
1.供給する側のバッテリーのプラス(+)端子にケーブルを付ける
2.供給される側のバッテリーのプラス(+)端子にケーブルを付ける
3.供給する側のバッテリーのマイナス(-)端子にケーブルを付ける
4.供給される側のバッテリーのマイナス(-)端子にケーブルを付ける
間違えるとショートしたり、火花が散ったり、電装部品を痛める可能性がありますので
注意をしてください。
4-2.押し掛け
はじめに言っておきますが、この方法はオススメしません。
ケガやバイクを破損させる可能性があります。
押し掛けはバッテリーが上がってしまった際などにおこなう対処法の1つです。
やり方は次の通りです。
1.キーを回しておく
2.ギアを2速に入れておく
3.クラッチをしっかりと握ってバイクを押して走る(出来るだけ早く)
4.そこそこの速度になったらバイクに飛び乗って半クラにする
5.エンジンが掛かる
FI車ではあまりやる人はいないみたいですが、押し掛けは可能です。
ただ、仕組み上バイクにあまりよくないみたいなのでやめておいたほうが良いですね。
飛び乗る際に点灯するリスクもありますし…
今回はバイクのバッテリー交換や充電方法について紹介させていただきました。
基本的には自分で作業できる内容かと思いますので、この機会に覚えていただけると
今後工賃などの節約になるかと思います。
また、バッテリー交換をした際に余ったバッテリーは
バイク用品店やバイク屋さんなどで引き取ってもらえます。
有償の場所もありますが、500円ほどで引き取ってもらえます。