ギターのチューニングがわからない、
どんなチューナーを買えば良いかわからないという方はいないでしょうか。
本記事ではチューニングとおすすめのチューナーについて詳しくご紹介していきます。
1.チューニングとは
そもそもチューニングって何?
チューニングは音程を合わせること。
チューニングは日本語に直すと調律になります。
調律というとピアノを連想すると思います。
ピアノでは「ド」の鍵盤を叩くと「ド」の音が鳴ります。
もちろん「レ」の鍵盤を叩くと「レ」の音が鳴ります。
これはピアノが調律されているので、決まった鍵盤で決まった音を出すことができます。
ギターも同じで、各弦の音を調律(チューニング)することで決まった音程を出すことができます。
弦楽器はチューニングがズレやすい半面、容易に様々なチューニングをすることが可能となっています。
2.ギターのチューニング
ギターのチューニングの種類
ギターには様々なチューニングがあります。
・基本となる「レギュラーチューニング」
・全弦半音ずつ下げた「半音下げ」
・全弦全音(半音2つ分)下げた「全音下げ」
・6弦のみを全音下げた「ドロップチューニング」
・変則的な音階の「変則チューニング」
基本はどれもレギュラーチューニングを基に考えるので、
まずはレギュラーチューニングを覚えましょう。
2-1.レギュラーチューニング
2-2.半音下げ
2-3.ドロップDチューニング
2-4.変則チューニング
2-1.レギュラーチューニング
1弦:E(ミ)
2弦:B(シ)
3弦:G(ソ)
4弦:D(レ)
5弦:A(ラ)
6弦:E(ミ)
私は昔読んだ本で、
6弦から E → A → D → G → B → E 「家で耳鼻咽喉科」と覚えました。
2-2.半音下げ
1弦:D#(レ#)
2弦:A#(ラ#)
3弦:F#(ファ#)
4弦:C#(ド#)
5弦:G#(ソ#)
6弦:D#(レ#)
#(シャープ)が入ると覚えづらいので、
レギュラーチューニングから半音ずつ引いて考えるとわかりやすいです。
全音下げは半音下げから更に半音下げたチューニングなので、同じように考えましょう。
2-3.ドロップDチューニング
1弦:E(ミ)
2弦:B(シ)
3弦:G(ソ)
4弦:D(レ)
5弦:A(ラ)
6弦:D(レ)
6弦のみ全音下げたチューニングをドロップチューニングといいます。
半音下げ時にドロップチューニングをすると「ドロップC#チューニング」となります。
全音下げ時にドロップチューニングをすると「ドロップCチューニング」となります。
2-4.変則チューニング
無数に種類がありますが、ここではopenチューニング(ダドガド)について紹介します。
1弦:D(レ)
2弦:A(ラ)
3弦:G(ソ)
4弦:D(レ)
5弦:A(ラ)
6弦:D(レ)
6弦から順番に D → A → D → G → A → D(ダドガド)となっているため「ダドガドチューニング」と言われます。
このチューニングでは左手で何も抑えずに弦を鳴らすと、Dsus4というコードが鳴るようになっています。コードの抑えやすさや、9thや11thなどのテンションと言われる音を付け加えやすいことから、
ソロギターの奏者がよく使用するチューニングとなっています。
3.おすすめのチューナー
いろんな種類のチューナー
チューナーにはいくつか種類があります。
それぞれ、場面に応じて使い分けをします。
3-1.クリップ型
3-2.多機能型
3-3.エフェクター型
3-4.ラック型
3-5.スマホアプリ
3-1.クリップ型
ギターのヘッドに付けておけばすぐに使える小型のチューナーです。
いつでもどこでも使えて値段も安いので1つ持っておいて損はないでしょう。
周辺の音が入ってしまうと誤作動してしまう欠点があります。(ライブやスタジオなど)
3-2.多機能型
チューナーの機能以外にもメトロノームがついています。
しっかりとした音程を取るための練習には最適です。
シールドを挿せるためライブなどの周辺音が入る環境でもしっかりとしたチューニングが可能です。
3-3.エフェクター型
一番スタンダードなエフェクターです。
スイッチを押すことでギターの音がミュートされるため、ライブでの必需品と言っても過言ではないでしょう。
3-4.ラック型
ラックシステムを組むとチューナーもこんなやつを使ったりします。
相当な機材好きやラックシステムを組んでいない限り使う人は少ないかと思います…
3-5.スマホアプリ
無料で精度も良く初心者にもわかりやすくなっています。
1つ1つの弦ごとにしっかりチューニング出来ているか判定してくれる機能があるため非常に使い勝手が良いです。
チューナーを買う前にこれを試してみると良いかもしれません。
今回はチューニングについてまとめさせていただきました。
最近のチューナーは高性能なものが多く、基本無料のアプリでも十分に利用できます。ライブでは周りの音を拾ってしまうため、アプリやクリップチューナーなどを利用することは難しいため、シールドを挿して使えるタイプ(多機能型、エフェクター型、ラック型)などを使うようにしましょう。
たかがチューニングと思われるかもしれませんが、
楽器では「チューニングにはじまりチューニングに終わる」と言われるほど最も基本で重要なことなのです。